パリ旅行後編

パリで思い出に残っているのは、ルーブル美術館とサクレ・クール寺院、あとベルサイユ宮殿の3つ。

他にも色々と回ったけど、印象的だったのはこの3つだった。

特に、ルーブル美術館で見たモナ・リザは感動した。バカでかい絵画を想像していたら、びっくりするほど小さくて、近くに寄ってみないとはっきり分からないサイズだった。当然のように、モナ・リザのまわりは人だかり。さらに、絵に近づきすぎないように、まわりをロープで囲われてあった。

ルーブル美術館は、美術の教科書やテレビなどでしか見たことがなかった絵画や彫刻が大量に展示されているので、何時間いたかも分からないくらいずーっと館内を回っていた気がする。中でも、サモトラケのニケや民衆を導く自由の女神は今でもはっきり覚えている。

人生のなかで美術について最も勉強していたのは高校生のときだったが、あの頃にルーブル美術館とか大英博物館に行って直接自分の目で芸術に触れていたら、もっと色んなものを受け取ることができたんじゃないかなと思う。

ルーブル美術館と同じくらい印象に強く残っているのが、サクレ・クール寺院。

モンサンミッシェルにある寺院で、泊まっていたホテルからも近かった。ホテルから寺院にいくまでやたらと黒人さんに声をかけられたのを覚えているが、芸術の街という感じでそんなに怖さはなかった。

サクレ・クール寺院は丘の上にある落ち着いた雰囲気のところだった。パリの街を見下ろせるので、景色もばっちり。

寺院の中の椅子に座って、2時間くらいはボーッと頭上のステンドグラスに描かれた絵を眺めていた。

懐かしい感じというか、居心地がとても良く、また行きたいなと今でもたまに思い出す。

パリ旅行の最後に行ったのが、ベルサイユ宮殿。

ここが一番、ザ・パリ、という感じがした。まさにパリのイメージにぴったり。豪華絢爛で綺羅びやかで、貴族という感じが満載。

日本の昔の屋敷とか城は、もっと落ち着いた豪華さを感じたが、西洋はキラキラしていて派手派手しかった。

ベルサイユの他にも、ノートルダム大聖堂や凱旋門など、一度は行っておきたいと思っていた観光名所には一通り行くことができた。

短いパリ旅行だったけど、人生経験のひとつとしていい思い出になった。

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